医療は日々進歩しています。その高度化する医療についていくためには常に現場に立ち、学び続けることが必要です。
看護師になるために看護学生はかなりの勉強量をこなして必死に勉強をします。現役の看護師でも看護学生時代が一番勉強した、と話す人も多いです。
しかし医療に携わる以上、学びをやめることなどありません。常に医療は進歩するし、自分の知らないことはたくさんあるのです。知っていても、より深く理解しようとしたり、よりよい処置の仕方など、終わりはないのです。つまり、看護師は自分の時間を使って勉強しながら働いていると言っても過言ではありません。
そのため、看護師向けに研修やセミナーが多く開催されています。日本看護協会や社会保険看護研修センターなど、セミナーを主催するところは様々ですが、テーマも様々です。
最近では災害時の医療、看護についてのセミナーが多いように見受けられます。災害時は通常時と違い、より助かる見込みのある重傷者から手当てを行うトリアージをしたり、素早く的確な処置が求められるので、普段の病院にいて行うものとは少し違ってきます。そして、身体的な怪我のダメージを癒す手当ての仕方もそうですが、大災害のときは心にダメージを負うことが多いため、そういった精神的なケアの方法も学びます。
こういったセミナーは自主的に参加して行くことが多いですが、セミナー参加のために休みを出して、そのレポートを提出させる病院などもあります。
セミナーや研修は、自分の能力向上や転職時に活かすためにも参加しておくべきではないでしょうか。